サーバーのクラウドとVPSって何??
参考書や動画などでホームページ制作やアプリケーション開発について勉強をしていると「データはどこに保存して、どうやって呼び出せば良いんだろう??」と疑問に思った方もいるかと思います。調べてみるとサーバーというモノが必要で、更にサーバーには種類がある事に気がつくでしょう。、、、サーバーって??サーバーの種類って??
今回は、そういった方のお役に立てるようサーバーの種類の中でも「クラウド」と「VPS」という2つに絞って違いを紹介していこうと思います。
サーバーのクラウドとVPSって何??【サーバーの役割】
サーバーとは、データを保存/管理してクライアントからのリクエストに応える(レスポンスする)コンピューターです。
反対にクライアントとは、サーバーからレスポンスを受け取るコンピューターを指します。
サーバーには色々な機能があり、実は私たちも何気なく使っていたりするので身近なところだけをピックアップして少しご紹介していきます。
・Webサーバー
今このwebページが表示されているのもwebサーバーというサーバーが機能しているおかげです。ホームページ制作を勉強し始めている方はわかると思いますが、ほとんどの場合webページの文章はHTML、デザインはCSS、画像は.jpegや.pngのようなファイルやデータで構成されています。そして、そのファイルやデータをクライアント(スマホやPC)のリクエストに合わせて表示してくれているのがwebサーバーです。
・メールサーバー
日頃、携帯電話やPCで送受信しているメールもメールサーバーを使ったサービスです。メールサーバーには送信サーバーと受信サーバーがあり、送信サーバーはSMTPサーバー、受信サーバーはPOPやIMAPサーバーが使われています。私たちは、メールサーバーのメールソフトを利用してメールの送受信、連絡先の管理、メールボックスへの保存を行なっているのです。
・データベースサーバー
スマートフォンなどに入っているアプリを利用の際、最初に登録するユーザー情報はデータベースサーバーに保存されていることが多いです。そのデータベースサーバーには、クライアントからリクエストされるデータをデータベース内に保管されているデータの中から検索して持ってくるという機能があります。更に、データの保存、書き換えや削除などデータの管理に役立つ機能が付いています。
サーバーのクラウドとVPSって何??【VPSサーバー】
VPSサーバーの「VPS」とは、「Virtual Private Server」の略です。要するに、「仮想の個人用サーバー」です。
「仮想の個人用」と言われてもなかなか難しいと思うので、少し詳しく説明していきます。
VPSサーバーは、物理サーバーの中で複数のサーバーを構築してシェアしています。個人用に1台1台物理サーバーを用意している訳ではなくて、1台のサーバーの中に「仮のサーバー」を置くので「仮想」です。
VPSサーバーのメリットは、1台の物理サーバーを複数でシェアしていますが、中ではそれぞれのサーバーが構築されている為、ユーザー同士が影響を受けて処理が重くなるといった事が起こりにくい点です。費用もそれほど高くないのでホームページやブログを始める際、VPSサーバーを利用する人も多いようです。
費用も抑えられて、ある程度自分好みにカスタマイズする事もできる所がメリットではありますが、その為の知識や経験が必要なので初心者の方にはデメリットに思えるかも知れません。
サーバーのクラウドとVPSって何??【クラウドサーバー】
続いてクラウドサーバーです。クラウドサーバーは、インターネットを通じて利用できる仮想サーバーです。「クラウド」という単語に関しては、スマートフォンやPCのバックアップ等でもよく出てくると思うので聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。仕組みとしては、インターネットを使って物理サーバーにアクセスしているだけなのでVPSサーバーと同じに見えますがVPSサーバーよりもCPU、メモリ、容量やセキュリティなどのスペックを自由に設定する事が出来ます。知識とスキルさえあれば自分のコンテンツに合った適切な設定にカスタマイズ出来る所が魅力の一つです。ほとんどのクラウドサーバーは、費用が固定ではなく従量課金制になっている為、メリットともデメリットとも言えるでしょう。カスタマイズの自由度は高いですがVPSサーバー以上に、専門知識や経験が必要なイメージがあります。使いこなせると様々なサービスに利用できるので、是非チャレンジしてみて下さい。
サーバーのクラウドとVPSって何??【まとめ】
サーバーの主な役割とサーバーの種類について自分調べでざっくりとまとめてみました。ちなみに、このサイトはVPSサーバーを、アプリ開発のユーザー情報はクラウドサーバーを利用しています。サーバーにはそれぞれに特徴、メリットとデメリットがあるのでシーンに合わせて上手く使い分けてください。