文章の構成方法5【再校】
校正作業と同じように、赤字で校正を加えていきます。
以前の文と比べてどうか、という点よりも、今回提出された文章を読んでみてどうか、という点で校正していくのが良いでしょう。
また、この再校という作業に回数の決まりはないため、この再校を行わない場合もあります。逆に、この再校を何度も行う場合もあります。
これは、作成するはじめに、再校を何度行うかを決めても良いかもしれません。
なぜ何度も校正作業があるのかというと、4.でも述べましたが、客観的意見が重要になるからです。
誰かに読んでもらうために作る冊子であるなら尚更、多くの人の意見は重要になります。
自分では気づかなかった改善点が出てくるため、より良い文章を作るためには必要な作業工程となります。
そのため、校正案は、できるだけ多く挙げていきましょう。 自分や相手の文章、ひいては、冊子全体の出来のためにも重要な点となります。
文章の構成方法6【原稿最終チェック】
再校が終わり原稿が完成となったら、最後にもう一度、誤字脱字がないか、写真の位置等も含め、最終チェックを行ってください。
こちらもできるだけみんなでチェックした方がいいです。
また、この際のチェックは、校正ではないため文章の訂正案等は挙げず、すぐに修正可能な箇所のチェックとなります。
これが終わると、原稿自体は、完成です。
文章の構成方法7【発行(印刷)】
原稿が完成したら、次はいよいよ発行(印刷)作業です。
これは、1.で決めた【手段】によって、展開方法が変わってきます。
紙媒体での冊子展開の場合、数部だけの発行であれば、最近は、コンビニのマルチプリントでも冊子印刷ができますので少ない部数の発行を考えている場合は、この方法でも良いでしょう。
ただ、部数が多い場合は、ネットでの注文の方が安価に済む場合が多いので、こちらは、色々と比較をして決めていくのがいいでしょう。
冊子の綴じ方も、ホチキスでの中綴じや糸を使った糸綴じ等多数ありますので、こちらもお好みで選んでいきます。
手軽なのは、ホチキスを使った綴じ方ですね。
平綴じは通常のホチキスを使ってできますし、中綴じホチキスは100均でも取り扱いがあるので、手を出しやすいかと思います。
印刷・綴じ作業が終わると、これで冊子は完成となります。
後は、完成した冊子を配布・展開することになるかと思います。
個人冊子のZINEであれば、ZINE取り扱い店やZINEを持ち寄るイベント等も増えてますので、それらを活用するのも一つの手でしょう。
上記で挙げた以外にも様々な方法がありますので、最初に決めた、冊子の目的・効果に合った配布・展開方法を選んでいきましょう。
そして、冊子作成に協力していただいた方に対して、感謝のメールや手紙を添えて、完成した冊子を送ることもお忘れなく。
文章の構成方法【終わりに、、、】
長々と手順を記載しましたが、案外簡単にできる冊子作り。はじめにも書きましたが、大切なのは、作りたい・伝えたいと思う気持ちです。
この気持ちがあれば、誰でも手軽に作成できます。また、試行錯誤し作成したものほど、完成した時の喜びもひとしおでしょう。
是非、皆さんも冊子作り、挑戦してみてはいかがでしょうか。